パドリング 肩の痛み

40代 男性 パドリングしていると肩が痛くなる

肩の痛みがなかなかとれずに悩んでいるサーファーは多いと思います。

相談にきたサーファーは右腕を横から挙げていくと90°あたりで痛みがでて、

それ以上は挙げるのがツライという状態でした。

今回の肩の痛みは肩峰下インピンジメントといわれているものになります。

この症状の原因は多岐にわたりますが、その中のひとつの要因として

腱板(肩甲骨と上腕をつなぐ)か、

肩甲帯(肩甲骨と胸郭をつなぐ)の

機能不全が挙げられます。

筋肉の問題で起きている肩峰下インピンジメントでは

この腱板と肩甲帯どちらのに問題があるのかをチェックするのが大事になります。

右肩を横から45度まで挙げてもらい、肩甲骨を固定、非固定と2つのパターンで

上からの抵抗に耐えてもらい筋出力を評価します。

①肩甲骨を固定した状態 ⇨ 45度をキープできなかった&痛み(あきらかな弱化)

肩甲骨固定

②肩甲骨を非固定にした状態 ⇨ 45度をキープできた(固定時よりよりも強い筋出力)

肩甲骨非固定

という結果になりました。

肩甲骨を固定した場合、肩甲骨帯での代償動作が行えなくなるので

腱板の機能をチェックしていることになります。

肩甲骨を固定したときに肩関節としての筋力が弱くなってしまったということは

腱板の機能改善が必要ということになるのです。

腱板のどの部分に問題が生じているのかを細かく評価していかなくてはなりません。

肩の可動範囲全域で腱板筋力評価をしていきターゲットを絞り込みます。

腱板の筋力評価では棘上筋と肩甲下筋に筋力の弱化がありました。

この影響により腱板機能不全が起きていて、肩甲骨にたいする

上腕骨頭の支点形成作用が不足してしまい、骨頭の上方偏位にともなう

肩峰下インピンジメントを生じていたと推定できます。

このように条件を変えて同じ筋力評価をすることで、問題が起きているところ、

アプローチするべきところが分かってきます。

やみくもにストレッチやマッサージでその場をしのぐのではなく

ターゲットを絞り、問題点をみつけて適切なアプローチをすることで

早い改善につながります。

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